東京の警察官の仕事内容
「都道府県警察」「警察庁」の違いとは
ドラマや映画、小説など警察官を主人公とする作品はとても多く存在します。大きく分ければ「都道府県警察」「警察庁」の2種類ですが、警察官の仕事は実に幅広く、それぞれが得意な分野を活かして活躍しています。
ちなみに、各都道府県に設置され管轄地域の安全を守っているのが、都道府県警察です。
そして、その都道府県警察をとりまとめる役割を行っているのが、国の行政機関でもある警視庁なのです。
様々な場所で活躍する警察官
それでは、都道府県警察として働く人達は、日々どんな業務をこなしているのかを簡単に説明しましょう。
●地域警察
市民の日常に一番密着していると言っても過言ではないのが、こちらの警察官ではないでしょうか。私達にとっても馴染み深い、交番のお巡りさんです。主にパトロールや職務質問などを行い、地域の平穏を守っています。
●交通警察
交通違反運転者の取り締まり、交通指導などを行っています。よくドキュメンタリー番組で取り上げられている白バイ警察官が所属するのも、交通部門です。小回りの利く白バイは、取締りの際に非常に重宝されます。高度な運転技術と状況判断力が必要となるため、厳しい特殊訓練を積んでいきます。
●刑事警察
刑事ドラマのように殺人や強盗、薬物といった事件が発生した際に捜査を行うのが、刑事警察部門の警察官です。目撃情報の収集、張り込み、尾行、取調べといった調査も行います。
●警備警察
要人警護や皇族・国会・官庁などの警備を行うのが、警備警察です。
私達の日常に近いところで言えば、駅や地域イベントでの警備なども行っています。